一昔前は、営業・販売職は、「営業は足で稼げ!」「物量勝負じゃ」「とにかく働け」の風潮でしたが、WEB・ITの影響で、仕事の内容はプッシュ(押す)からプル(引く)へと着々と変化しています。
最近は、元営業職から「ホームページで手っ取り早く売る方法はないですか?」という相談を受けたりもしますね。
医療や金融が関係はWEB・ITに積極的
さて、医療・金融といえば、規制産業の典型例。法律の規制があるため、メーカーのように商品そのもので勝負をするのではなく、売り方で勝負をする戦略に出ています。そんな中で真っ先に思いつくのがWEBマーケティングやITを活用した顧客管理。
CRM(顧客関係型販売戦略)を実施する企業が、この数年間でドンと増えました。そんな中、企業が募集をかけている人材が、WEBやITのスペシャリストです。
自分たちの事業の知識を持ちながら、WEB・ITの知識がある人材を欲しがっています。また、元々お金が集まりやすい業種なので、人材募集に多額の予算をかけているのも伺えますね。
お勧めなのがIT・ベンチャー
とはいっても、直接採用をしても中々人他集まらないのが現実です。なので、医療・金融機関の人たちは、専門の業者にCRMやWEB・ITを活用したセールスをITベンチャーに外注するのが最近の流れです。
人が集まらない
となると、ITベンチャーの方では、仕事がドンドンと忙しくなり、積極的に採用をかけるわけです。
ただし、ITベンチャーに最初から医療or金融の知識とITのスキルの両方を持っている人材は集まりません。
そんなスキルがあれば、ITベンチャーではなく発注している会社に直接雇用してもらえばよいわけですから。
未経験者を採用する
そこで、ITベンチャーは何をするかというと、未経験でもいいからとりあえず採用をしようと考えるわけです。もちろん、待遇を大幅改善して、経験がある人材を募集するのが理想ですが、現実的に難しくどこかで妥協をしなければなりません。
そこで必要要件のハードルを大幅下げて、未経験者でも現場の中で仕事を覚えてくれそうな人たちを採用するわけです。
ITベンチャーは大変だけれど、お得
もちろん、IT・WEBのベンチャー企業には、大企業のような丁寧な研修はありません。仕事だけ与えられて、現場の中で覚えていく覚悟は必要になってきます。
大変かもしれませんが、その覚悟があり、それを面接の場で伝えることができれば、IT・WEBの企業は受かるようになります。もちろん、伝わればですけれどね。