一昔前は、夜遅くに不動産の営業マンがマンション販売の飛び込み営業で家にピンポーンを鳴らして、毎晩断っていました。ものすごく迷惑でしたね、正直なところ。
まぁ、途中までホイホイついて行って、契約直前で断りました。そしたら、見事に不動産業界のブラックリスト入り。それからマンション会社の営業マンが二度と訪問しなくなりました。
それでも、保険や証券の人からは人気があるのか、よく営業を仕掛けれられました。嗚呼。また、マンション投資の営業電話がよく来ますね。中央ナントカという会社が私の個人情報を勝手に流しているみたいです。
一昔前の営業職といえば、昔ながらの足で稼ぐ飛び込み営業やテレアポが主流でした。だから、営業職になる人といえば、狩人みたいなギラギラな人が多かったです。
飛び込み営業であれば、「1日のノルマは100件。まずは名刺を配ってこい!」みたいな世界です。
テレアポであれば、「1時間に60件電話をかけなさい。1日480件かければ、1件ぐらいは制約が取れるから」という世界。
下手な鉄砲数売っちゃ当たる!という論理みたいですね。
ところが、最近になってそのような仕事の仕方は効率が悪いってことで、新規開拓を主としたガツガツ営業は減少傾向にあります。
一方で、ITを活用して自社のサービス内容や魅力を伝えたりするWEBマーケティングのほうに重きが置かれています。ガンガンと売るプッシュ型営業ではなく、顧客自らが自社のサービスに魅力を感じて申し込んでくるように仕掛けるプル型の営業がクローズアップされる時代になりました。
例えば、不動産業界ではITを活用したサービスを外部に委託するするのが最近のはやりですが、それだと自社にノウハウが蓄積されないため、社内で自ら行っているところもあります。自社IT活用をすると効率が悪いのですが、ひとたびIT化に成功すると、他の不動産を紹介しながら、紹介料まで貰えるという美味しい商売になるからなんですね。
ここら辺に目を付けた元不動産業の人が物件紹介のサイトを運営するケースなんかもあります。