タイトルの通りです。「事務職になりたいです」とハローワークの職員、キャリアカウンセラー、面接官に伝えても、「具体的にどんな仕事がしたいんですか?」と逆質問されて詰みます。また、事務職になりたいと呆然と考えているだけだと、履歴書や職務経歴書を書くことも思い浮かばず大変です。
そこで、事務職といっても具体的にどんな仕事があるのかを一緒に考えていきましょう。
1.事務職は大きく分けて7種類
- 営業事務、営業補佐
- 一般事務-スポット系、総合計、秘書系
- 4R事務-経理、広報、人事、お客様相談
1-1 営業事務、営業補佐
営業職や管理職の代わりに見積書やパワーポイントのスライド、その他ドキュメントの作成を行います。
場合によっては、お客さんと折衝・交渉の仕事までこなすかもしれません。
資料を作成するのが苦手な人もたくさんいます。そんなときに、裏方でサポートをするのが営業事務です。
分業が徹底されている大企業に多いですね。オフィスソフトの操作はもちろん、営業職の要望を見積書、ドキュメント、パワーポイントのスライドにする器用さも求められます。
1-2 一般事務
スポット系、総合計、秘書系
スポット系
総合計
補佐系
逆に、分業がされていない中小企業に多いのが一般事務というお仕事です。商品・サービスと売上以外の管理業務を行います。50名程度の事業所規模だと2-3人はいますが、事業所によっては1人の場合もあります。
仕事内容は仕事の範囲が広くなるため、経理・人事業務から法務に関わる仕事を全て引き受ける覚悟も必要でしょう。
1-3 4R事務
4Rとは、女性が多い部署のことです。不思議なことに、上記の職種には必ずRがつくんですね。
BOOKSTANDのホームページで面白い記事があったので、そのまま引用します。
体育会系女子以外の女性が、配属される部署にはある共通点があると言います。なぜかすべての部署に「R」の文字が入るのです。
・人事(HR)
・広告宣伝(PR)
・経理財務(IR)
・お客様相談室(CR)これら四部署を総称して「4R配属」ともいいます。
本書を書いた海老原氏は転職マンガで有名なエンゼルバンクの作者です。賛否両論かもしれませんが、転職を考えているのなら一読する価値はあります。
このように事務職になりたいと一言でいっても、企業が任せたい仕事と求めている能力は多岐にわたります。
さて、次はそんな上記の3種類の事務職をもっと細かく見てみましょう。
2.もっと細かく分けると7種類
細かすぎたら申し訳ございません。
- 営業事務-資料作成、営業補佐
- 一般事務-専門系、総合計、秘書系
- 4R事務-経理、広報、人事、お客様相談
2-1 営業事務-資料作成
先ほどの資料作成業務全般です。営業職や管理職のアシスタント業務として、資料作成を行います。繁忙期に入ると忙しくなりますが、定時に帰れる確率はかなり高いです。
採用枠は、正社員と派遣社員の2種類があります。
2-2 営業事務-営業補佐
このレベルになると事務職というより営業職に近くなるかもしれません。お客様のところに出向きますが、直接お客様に向かって折衝や交渉は行いません。
営業職によっては、自社の商品やサービスの中身を細かく把握していないため、内勤をしている事務職の方が同行して、横で営業職サポートをするケースもあります。
2-3 一般事務-専門系
事務職のカテゴリーに入るのかわかりませんが、元専門職の働いていた人が事務職を兼任しているケースです。事務職も仕事内容によっては、専門性が求められる仕事もあれば、それ以外の仕事を兼任しているケースです。
一方で、医療事務のように必ずしも資格を求めない事務職もあります。
医療事務には本当に資格が必要?
医療事務の仕事をするうえで、資格や免許は必要ありません。しかし、資格を取得することで、①就・転職に有利②即戦力として働ける③資格手当が支給される場合がある、などの様々なメリットがあります。
出典
http://医療事務資格取得.jp/