当サイトの目的が、無職・無業者の就労サポートである以上、ニートについても扱っていきたいと思います。働かない人の代名詞ですからね。
ニートとは?
働いていない人は、ニートなのか、という思っている人がいますが、違います。ニートにはしっかりとした定義があります。
ニートとは、(英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)は、就学、就労、職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語で、日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち、通学しておらず、家事を行っていない「若年無業者」を指している
wikipediaより
主に、就学や就労をしていなくて尚且つ就学・就労の準備をしていない人達、その意欲がない人達を刺します。受験勉強、就職活動を行っている人たちは、ニートには含まれません。就業に向けて何らかの訓練をしている人たちの中に含まれているからです。
「ニート」という言葉が生まれた経緯
日本にで「ニート」という言葉が生まれたのは、2004年です。元東京大学社会科学研究所助教授・玄田有史氏とジャーナリスト・沼美恵氏が生みの親といわれています。
フリーター・失業者でもない、他の第三者として「ニート」という用語が用いられるようになりました。基本的な意味はこの後に紹介する「引き籠り(ひきこもり)」と同じであり、厚生省の正確な定義ではありません。
東京大学大学院教育学研究科教授は、『「ニート」って言うな!』という本を執筆することで、玄田有史氏を厳しく批判しました。
フリーターや失業者との違い
厚労省の定義を確認してみると、失業者は労働力人口の「失業者数」に分類されています。失業者数の中から、正社員・派遣社員に関わらず就労を希望する人であれば、ニートにはなりません。
失業者とニートとの決定的な違いは、就労する意欲の有無です。就職活動・もしくは就労に向けての具体的な活動をしていれば、就業意欲があると見なされ、ニートとカウントされることはありません。
ニートは、就職活動をしておらず、自身でも「働きたくない」と断定的に表明をしている人達です。
「就労希望」するのガイドラインは、ハローワークの職員さんに就労希望であることを伝えるだけです。ハローワークの職員さんの前で、「働く気はありません。働きたくありません」とキッパリいえばニートとしてカウントされるのかもしれません。
そもそもハローワークの分類区別の中に「ニート」という項目はありません。先ほどもお伝えしたように、玄田有史氏が作ったスラングのようなもので、解りやすくスッと入ってしまい、言葉そのもにネガティブな印象を抱き辛いのか、世間に定着をしてしまったのです。
ニートと引きこもりとの違い
引きこもりとは、無業者のうち、家に引きこもっていて社会と接点を持たない人たちのことです。投資(デイトレ)やアフィリエイトでお金を稼いでいる人たちは、引きこもりではありません。
自営業者に分類されることになります。本人たちは、家に引きこもっていますが、少なくとも厚生省が引きこもりと認める人たちではありません。
ただ、「引きこもり」といっても、家から一歩も出ない人たちを必ずしも意味するのではなく、中には、
- ある程度外出をする夜遊びタイプ
- 普通に外出をしたりするようなプータロー
も含まれています。
厚生省の方では言葉論争を繰り広げているのですが、結局のところ、ニートとひきこもりは同じ意味になります。
言葉としてどっちの方がカッコいいかですかね。