ハローワークと聴くと、ブラック企業が多いと言われています。
実際に私もハローワーク経由で転職をした経験がございましたが、本当にグレーな企業が多かったです。
求人票がまともでも注意!
面接に行ってビックリ!
こんな企業のオンパレード!
- 求人票と書かれていることが違う
- スグに経歴書を送るようにせかされる
- 残業時間を含んだ給与体系の求人が多い
- 休日の項目が120日を下回っている
と、こんな企業のオンパレード。
この方のTweetが的を射ています。
安倍総理は有効求人倍率過去最高とドヤ顔で繰り返すが、一度でもハローワークで求人情報をみたことがあるか!? 正社員といっても限定正社員ばっかりじゃん。6か月以上契約社員で雇われ経過観察される限定正社員まで含まれている。冷遇の中味うっすーい正社員ばっか増えて労働人口の減少は止まらない。
— 見留 洋子 (@EtobicokeYm) September 11, 2018
ハローワークの職員さんすら求人票を見て苦笑する始末です。
じゃあ、そんな求人を置いておくなよ!と思うかもしれませんね。
ですが、ハローワークの職員さんにはそんな権限がないんです。
むしろ、求人票を出す企業側のほうがハローワークの職員さんよりも立場は上だったりします。
ここにハローワークという機関の構造的な問題がはらんでいることに気づきました。
ハローワークにブラック企業が多い理由
理由1.企業を審査する体制がない
リクナビやDodaなどの有料の転職サイトと比べて、公的機関であるハローワーク側には、求人票を出す企業の実態をチェックする仕組みがありません。
もちろん、その気になれば、リクナビやDodaと同じで企業の裏側をチェックすることは可能です。
しかし、企業診断をすると、それだけで膨大な予算が発生します。
ブラック企業かどうかを見極めるのにも、人員の工数を割きますし、それだけでお金がかかるんです。
そして、そのお金は私たちの税金です。
だから、ハローワークというたくさんの求人を保有する大組織といえど、求人票と実際の職場が同じなのかをチェックすることができないんです。
結果、ブラックな求人がたくさん紛れ込みます。
理由2.責任の所在が不明確
これはちょっと問題!
ハローワークは仕事をに就くまではしっかりと面倒を見てくれますが、仕事に就いた後は放置です。
その職場がどうだろうとハローワークの職員には関係ないんです。
実際の出来事
2016年に入社した会社が、残業手当はもらえない、時計が回るギリギリまで働く、いわゆるブラック企業でした。
そんな相談をハローワークの職員さんに相談しに行ったのですが、話は聞いてくれるものの、スグに「そういうことは労働監督基準書に・・・」とたらいまわしにされます。
これリクナビやDodaのようなエージェントであればあり得ません。
あそこのエージェントはブラック企業しか紹介しないからやめたほうがいいよね!
ってことになるからです。
民間のエージェントは信用と評判は命のようなもの
万が一、紹介した企業が求人内容と異なった場合、必ず何らかの方法で対応をしてくれるでしょう。
3か月以内に辞められたら、紹介料も入りませんからね。
もちろん、悪質なエージェントであればあなたを説き伏せるかもしれません。
良し悪しは別として、何らかの対応はしてくれます。
対して、ハローワークの場合は、終業後の対応をしてくれません。
ブラック企業が求人票を出しやすくなっているんです。
ではどうすればいいか!
若者-特に20代であればハローワークは利用しないこと!につきます。
20代の就労を支援してくれる民間のエージェントさんはたくさんあります。
エージェントさんによっては、ゼロの状態からビジネスマナーやパソコンの教育まで施してくれます。
それまでして社会は20代の人たちに働いてもらいたいと思っています。
これは若者だから得られるチャンスです。
ハローワークがどうであれ、ブラック企業の罠にはまれば、損をするのはあなた自身。
急いで就職する必要はありません。
色々と選択肢を広げて自分に合った会社を見つけてください。
若いうちなら支援をしてくれる団体はたくさんあります。